女将の思いokami

 

芳泉の歴史

おもてなしAbout

大女将の思い

初めてのお客様とご挨拶を重ねるたびに、
今もあのお客様のやさしいお顔が思い出されます。

大女将の思い

女将業五十余年

新しいHPを作るにあたり、スタッフから、なにか書いてほしいということで、何を書こうかしらと迷いましたが、これまでの50年のいろいろなご縁や思いを振り返ることで、今のグランディア芳泉をより身近に感じていただけるのではと思い筆をとりました。

はじめのご縁

思い返せば、昭和33年の秋、一生の伴侶となる現在の会長と出会いましてからもう50数年過ぎてしまいました。
今振り返ってみますと、あわら温泉という全く無知の世界に嫁いで参り、ただ無我夢中に忙しい日々を過ごして参りました。

お客様とのご縁「鯖が鯛に・・・」

旅館の仕事を始めた頃、何気なく、お客様のお部屋にご挨拶に伺ったまだ新米女将の頃。「いらっしゃいませ、どうぞごゆっくり・・・」とご挨拶する私に、
「あなたがこうして挨拶にきてくれたおかげで、サバが鯛に感じるほどにおいしくなりました」とお客様からうれしいお声をかけていただきました。
まだ、お部屋へのご挨拶まわりが定着していない頃でしたが、それからずっと何十年も続けてきました。
初めてのお客様とご挨拶を重ねるたびに、今もあのお客様のやさしいお顔が思い出されます。

時にはふと思い出し、お手紙することもあります。
思いは一方通行ではないと思いながら・・・。

大女将の思い

子育てと女将業

多忙を極める中でも、家族を何より大切に思ってきました。
ただ、思いとはうらはらに、子供たちの世話はどれだけ果たせたかと思っていました。
ある時は、子供が1人でお風呂に入れるようになるまでは、どうしても最後まで仕事をしている私に代わって、仕事が早く終わった接待係が子供たちをお風呂に入れてくれました。食事の用意も充分とは言えませんでした。
それでも、気持ちだけでも、いつも優しく穏やかで温かい母でありたいと願い、限られた時間を見つけて家族旅行へ出かけ子供たちにはさみしい思いをさせないように努めました。
ただ、両親の背中を見て、子供は育つと言いますが、長男(現:社長)が中学生の頃でしょうか、自分が忘れたお弁当を、忙しくて届けられない私を気遣い先生の「弁当はどうした?」という問いかけに、「今日はおなかの調子が悪いのでいらない」と答えたことがあったそうです。
そんな出来事を思い出し、気持ちの優しい子に育ってくれたと思うと、今も目頭が熱くなります。

新しいこと

グランディア芳泉になるまでにいろいろなアイディアを形にしてきました。
ニュー芳泉荘になった当時は、旅館の入口では靴をぬいで内履きに替えるのが常識でしたが、初めて靴を履いたままお部屋までご移動いただいたのです。「よごれる」と廻りからは言われましたが、ホテルがしているのだから靴でもおかしくないと取り入れました。
また、昔は、お泊まり頂くのはほとんどが男性だったので、大浴場の大きさは、男性が大きく女性が小さかったのですが、「これからは女性のお客様も増える」と読んで、男女の大浴場の大きさを同じにしました。これも当時としては珍しいことでしたが、いずれも頑なに言い切る会長の言葉どおりにいたしましたことが全て正解だったように思います。

お客様とのご縁「1日に1枚でも・・」

時に、手紙だったりハガキだったりしますが、できるだけ1日に1枚でもと、お礼状を書き続けています。もう3年以上になりますね。すべてのお客様には書けませんが、できるだけ長く続けていきたいと思っています。「また冬にくるよ」「今度は来年の春ね」と帰られるお客様の言葉を思い出しながら、またお会いできる日を楽しみに書いています。
時にはふと思い出し、お手紙することもあります。思いは一方通行ではないと思いながら・・・。

どのような小さな事にも感謝して、
お客様があるから自分が成り立つと思っております。

大女将の思い

感謝の気持ち

どのような小さな事にも感謝して、お客様があるから自分が成り立つと思っております。お客様に感謝、仕事に感謝の気持ちを忘れないでいたいですね。
忙しい忙しいとばかり言わずに、忙しいからこそ感謝。暇でも忙しくても、おかげさまでという思いを常に持っていたいと思います。

芳泉丸

「芳泉は芳泉丸という船なんだ。大海に出た時には、社員それぞれの持ち場をしっかりと守り、皆で航海をしなければならない」
会長の言葉で印象に残っている言葉の一つですが、本当にそのとおりだと思います。
芳泉は、今までもスタッフ全員の力を合わせて成り立って参りました。無理な背伸びをせず、数字と信用を大切に、少しずつでも確実に前に進んで参りました。
これからも、その気持ちを変えずに、時代の流れに合わせたおもてなしをしていかなければならないと思っております。

嫁との縁

女将には特別なことは言っておりませんが、嫁いでくれてもう20年以上になりました。今では、旅館の仕事を女将として全うしてくれている嫁を、より身近に誰よりも頼りにし、娘とさえ思い始めております。この素晴らしいご縁に感謝しております。

いつまでも末永く

ここ数年厳しいご時世ですが、こうして会長と築いたこのグランディア芳泉を、いつまでも守り続けて欲しいと願っております。目立って大きくならなくてよいので、末永く・・・。
そして、あわら温泉に芳泉ありと言われ、皆様から愛される旅館であり続けて欲しいと願うばかりでございます。

最後までお読み頂きましてありがとうございます。
これからもお客様やグランディア芳泉に関わるすべての方々とのご縁に感謝しながら
皆様のお越しをお待ち申し上げます。

2010年12月吉日

グランディア芳泉 大女将 山口 君子

女将の思い

初女将として、お客様の小さな幸せの応援団になりたい!
いつも心に思っております。

女将の思い

あっという間に

いつもいつもありがとうございます。
普通のOLをしていた私が、このグランディア芳泉に嫁ぎまして、25年が過ぎようとしています。
あっという間の年月でした。

はじめのご縁

24時間営業の旅館業。仕事をしていて、いろんなことがありました。いいことも、悪いことも、つらいことも、たくさんあったはずなのに、こうして書き連ねていると、なぜか楽しいこと、うれしいことばかりしか思い出されてこないのが不思議です。それくらい、たくさんの周りの人に支えられてきたことを実感しています。
本来ならば、私の方がたくさんのパワーをお分けしないといけないのに、お客様の方が私を励まし、育ててくださいました。心より感謝を申し上げます。

これから

「女将として、お客様の小さな幸せの応援団になりたい!」いつも心に思っております。
そのために、これからも『行ってみたい旅館』から『もう一度行きたい旅館』を目指し、今日の日を、今日のお客様を大切に、精進して参りたいと存じます。
今後ともよろしくご指導お願い致します。

2010年12月吉日

グランディア芳泉 女将 山口 由紀

ご宿泊日

宿泊数

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